時代とともに子育ての常識も進化しています。特に乳児は言葉を話せないこともあり、数十年前までは良かれと思ってやっていたことでも実は間違っていたことがたくさんあります。今回の記事では、昔と今で異なっている常識をかわいいイラストを使ってまとめてみたので、ぜひご覧ください。
この記事はこのような方に向けた記事です。
- 妊娠中でこれから初めての出産を控えている方
- 乳児の育て方を知りたい方
- 祖父母の時代の子育て常識を知りたい方
昔と今の常識の違いをまとめた経緯
管理人のけものすけは、主に幼児の心理や教育方針についての研究者だったので、正直なところ乳児の生活面についての専門家ではありません。それでも、「祖父母にこんな常識を言われて困ってるんです」という相談を受けましたので、私自身の子育て経験に加えて、 信頼できる情報元※から調べた結果をまとめました。
イラストは私の奥様に選んでもらい、かわいくまとめたつもりですので、ぜひ保存や印刷(A4サイズにしています)してご使用ください!
また、この常識比較集は随時更新していきたいと考えているので、Twitterでご意見募集中です。何かありましたら、お気軽にお声かけください。
※情報元①さいたま市子育て支援課②鳥取市祖父母手帳③佐倉市子育て支援情報
昔と今の常識を比較したまとめイラスト(今昔常識比較集)
前置きはこのくらいにして、さっそく見ていきましょう!
授乳やおむつをはずすタイミング、お風呂後のお肌ケアや抱っこなど、昔と今では常識が大きく異なりますね。このうち、抱っことおむつについて解説していきます。その他、気になった項目がありましたら、お手数ですがWeb検索していただけますと幸いです。
抱っこをたくさんしても抱き癖はつかない
例えば、抱っこについて。昔は抱き癖がつくので、赤ちゃんが泣いてしまうたびに抱っこしてあやすのはやめたほうが良いといわれていました。しかし、現在は赤ちゃんに安心感を与えることができ、自分が存在しても良いことを確かめられて自己肯定感を高められるというメリットがあることが知られています。
さらに、赤ちゃんの頃にたくさん抱っこしてあげたからといって、成長してからも過剰に抱っこを求めることはありません。つまり、抱き癖というものは存在しないんですね。赤ちゃんが泣くのには理由があるので、まずは抱っこして安心させてあげてから理由を探ってみましょう。
布おむつにも紙おむつにもそれぞれメリットとデメリットがある
布おむつと紙おむつにはどちらもメリットとデメリットがあります。
布おむつ
肌触りがよいことに加えて初期費用のみで追加の費用はかからないというメリットがあります。一方、おしっこやウンチをしたらすぐに交換しないと漏れてしまう恐れがあるので、手間がかかります。毎回洗濯するのも大変ですね。
昔はおむつをはずすのは1歳を目安として遅くとも2歳までには卒業するという常識があったそうですが、これは手間がかかることと関係しています。つまり、親は大変なのでおむつを早くはずしたい、赤ちゃんは用を足した後の不快感が強いのでこちらも早くはずしたいという気持ちが合致したためと考えます。
紙おむつ
使用後は捨てるだけなのでとにかく手間が少ない。近年のおむつ技術の発展は目覚ましく、漏れにくくかぶれにくいというメリットもあります。デメリットは使い捨てのために費用がかかることと、ゴミが増えることなどがあります。
昔と今で異なる常識がある理由
何故こんなに違うのかを一言で言い表すことはできませんが、昔は統計学なども発展しておらず、一部の方の意見だけが広まっていたことが一因。そのほか、技術の発展により、紙おむつの登場、空調の改善、食べ物の多様化なども原因に挙げられます。
今昔常識比較集の活用例
こうして比較した結果、昔と今では常識が大きく異なることが浮かび上がってきました。現代とは違う感覚や常識で子育てを行ってきた祖父母世代は、良かれと思って昔の知識を教えてくれることがあります。
大変ありがたいことではあるのですが、昔と今は違うことを一生懸命説明してもなかなか納得してくれないことも少なからずあるので、喧嘩になってしまって祖父母との仲が悪くなってしまうということもあります。
そんなときに、今回まとめた常識比較集を活用していただき、祖父母へのご説明の一助になれればと存じます。
祖父母の意見も大事にしよう
祖父母の時代と違うとはいっても、苦労して試行錯誤しながら子育てをしてきた大先輩の意見は大変参考になります。今回は昔と今の違いに着目してまとめましたが、逆を言えば今回まとめた常識集以外のことは、今も昔も変わらないことが多いです。
例えば、言葉が分からないうちから絵本を読むことの大切さは昔も今も変わりませんね。絵本を読む効果と読み方をご存じない方はこちらの記事を参考にしてください。大変余計なお世話と存じますが、お子様を大切にするのと同様に、祖父母のこともずっと大事にしていきたいですね。
皆様ができるだけ平和に仲良く子育てを楽しめることを願って、今回の記事を終わりにさせていただきます。