おむつ交換時の音楽が持つ3つの効果をユニ・チャーム未発表の新製品から考えてみた

紙おむつが日本で発売されたのは1963年頃。今ではどんどん技術が改良されて様々な種類が売られており、日本のおむつは世界中で人気。そんな中、代表的なおむつメーカーのユニ・チャームが開発中と考えられる最新のおむつは、おむつ替えのときに自動的に音楽を奏でてくれるという少し未来的なシステム。

音楽を流すことで、子どもとのコミュニケーション効果が向上し、さらには知育にもなるとの情報です。これはとても気になりますね。この新製品(発売不明)を調べるうちに、発売を待たずともすぐに簡単に同じ効果を得る方法も分かったので、分かりやすくご紹介していきます!

けものすけ
私の個人的な予想も含まれますが、 根拠もきちんとご紹介します
目次

ユニ・チャームが開発中(?)のシステム

はじめに、今回解説していくユニ・チャームが開発中と思われる新製品を簡単にご説明します。この製品は、おむつ替えのタイミングを自動的に検知して、年齢に応じた音楽をスマホ等から流してくれる画期的な仕組み。

ユニ・チャームのセンサー付きおむつ交換時の様子
ユニ・チャームのセンサー付きおむつ交換時の様子

ユニ・チャームによると、おむつ交換の時に適した音楽を流すことで、①コミュニケーション効果②知育効果③リラックス効果という3つのメリットがあるとのこと(詳しくは後ほど説明します)。この選曲と再生を自動的にやってくれるなんて、楽してメリットを得られるちょっとお得なシステムですね。

未発表のおむつ交換時のシステムを予想する根拠

ユニ・チャームの出願特許

ユニ・チャームが未発表の新しいおむつ製品についてご紹介していくのですが、当てずっぽうの適当な情報を掲載するわけではなく、きちんと根拠があります。それは特許情報です。ユニ・チャームは2021年10月11日に公開された出願中の特許(特開2021-162752)でこのおむつ交換時の仕組みを発表しています。

正確に言うと、おむつ交換に限らず様々な育児場面(授乳、寝かしつけ、泣き止ませる等)を想定した特許なのですが、文章全体から察するに、明らかにおむつ交換を主軸にしたシステムなので、この記事ではおむつ交換に焦点を当ててご説明していきます。

特許文書の解読は得意分野

特許の本文を見た方はお分かりになると思いますが、特許に特有の言い回しで書かれているので、中々とっつきにくい文章になっています。例えば、要約部(文章全体の説明)はこちらのようになっています。

【課題】育児における労力を軽減させることができる楽曲提供装置、楽曲提供プログラム、及び楽曲提供方を提供する。

【解決手段】センサー(2)による検知結果を用いて、乳幼児の育児場面を特定する特定部(111)と、特定部(111)によって特定された育児場面に応じた楽曲を選択する選択部(112)と、選択部(112)で選択された楽曲を出力する出力部(14)と、を有することを特徴とする楽曲提供装置(1)である。

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200

管理人のけものすけは、研究者でもありますし、自分でも特許を5個以上出願したこともあるので、特許文章を読むのは慣れています。今回はできるだけ簡単に、そして分かりやすく皆様にお伝えしていきます。

新製品のキーポイント

①センサー付きおむつ

ユニ・チャームのセンサー付きおむつ

今回の新おむつの最大のポイントはセンサーがついていること。センサーはおむつの背中側を主に想定しているようですが、ファスニングテープのところ等に付けても良いと書かれています。このセンサーがおむつ交換のタイミングを検知して、スマホ等から音楽を流す仕組みです。

検知方法は圧力の変化を感知するタイプを主に考えている様子。つまり、乳児がおむつ交換のために寝っ転がるとセンサーに圧力がかかったことを検出します。

ただし、これではただ寝っ転がっただけでもおむつ交換のタイミングだと誤検知してしまうと考えたのか、使用済みのおむつと新品のおむつのセンサーが重なったときに、スマホ等に通知するということも想定しているようです。これなら、誤検知の心配もなさそうですね。

②自動楽曲選択

ユニ・チャームの自動楽曲再生機能

センサーがおむつ交換のタイミングを検知したら、スマホ等から音楽が流れます。おそらく、事前にアプリなどをダウンロードしておく必要があると思われます。子どもの年齢をアプリに入力しておくと、月齢に応じた曲が流れます。

これにより、曲を選んで再生するという親の手間を削減してくれます。でも、そもそもおむつ交換のときに曲を流すということは、今までの子育て常識にはありませんでした(昔と今の子育て常識はこちら)。しかし、実は3つのメリットがありますので、次の項目でご紹介していきます。

ちなみに余談ですが、スマホ“等”と書いているのは理由があり、タブレットはもちろん、おむつ収納容器もこの特許では想定されているためです。つまり、専用のセンサーを備えたおむつ収納容器(音楽再生機能付き)もセットで売られる可能性もあるということが考えられます。

③メリットはコミュニケーション・知育・リラックス効果

おむつ交換の時に曲を流すことで期待できる効果は(1)コミュニケーション効果(2)知育効果(3)リラックス効果の3つ。順にご説明していきます。

ユニ・チャームのおむつ交換の仕組みがもたらすメリット

(1)コミュニケーション効果

おむつ交換のときに自動で曲が流れることにより、子どもとコミュニケーション効果を高めることができます。こちらのベネッセの記事にもあるように、そもそもおむつ交換は赤ちゃんの肌に直接ふれる貴重なスキンシップの機会。

スキンシップに加えて、流れてくる曲に合わせて歌詞を口ずさんだり鼻歌を歌うことで、聴覚も刺激してあげることができます。肌に触れながら、ママやパパの明るい声を子どもに聞かせてあげることで、子どもに安心感を与えられます。

(2)知育効果

言葉が分からないと思っても、乳幼児の耳はとても敏感なので、歌を歌ってあげることで子どもの脳の発達に大いに役立ちます。これは絵本を読む効果(詳しくはこちらの記事へ)とも似ていて、耳から色々な音の刺激を与えることで、言語能力を高めていくことができます。

(3)リラックス効果

曲が流れていることで、親自身もリラックスしておむつ交換をすることができます。おむつ交換は親の幸福感を高めることが研究で明らかになっています。おむつ替えは毎日の作業ですので、音楽を流しながら楽しい気持ちで行いたいですね。

センサー付き自動楽曲再生機能の他の使い道

今回のセンサー付きおむつおよび自動楽曲再生機能は、おむつ交換以外にも様々な用途に応用できるみたいです。例えば次の2つ。

  • おむつ、洋服、ベビーベッドなどにセンサーとして収音マイクをつけておき、泣き始めを察知して音楽を流す
  • 加速度センサーを付けておき、乳幼児の動きがゆっくりになったタイミングで寝かしつけのタイミングを検知して自動で曲を流してくれる

実際に発売されるかどうかは別として、まだまだ育児は進化していきそう。昔と今の子育て常識の違いの記事で書いたような最新の常識も、今後さらに変貌を遂げていくかもしれませんね。実際に商品化されるときが楽しみです。

おむつ交換時の新システムのまとめと今できること

ユニ・チャームの特許情報から、センサー付きおむつを利用して、おむつ交換のタイミングを自動で検知し、スマホ等から自動的に楽曲を流す仕組みについて解説してきました。実際に発売される時期は未定ですが、商品を見て体験するのが待ち遠しいです。

商品は現在開発中と思われますが、すぐにできることがあります。それは、おむつ交換の時に音楽を流してあげること。音楽を流すことによるメリットは既に述べた通り (1)コミュニケーション効果(2)知育効果(3)リラックス効果の3つ

自動で曲を流してくれる製品が発売されるのを待たずとも、要は音楽を流せば同じ効果を得ることができます。両親がそろっているときは、どちらかが曲を選曲するなど、家族みんなでおむつ替えをやってみてはいかがでしょうか。

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